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建築士
設計者
建築家 |
建築士とは
法律上の名称です。1級、2級、木造などがあります。この資格を持っているからといって、ちゃんと設計監理できるとはいえません。 実際の適切な現場経験が必要だからです。
設計者とは
建築の図面を作成する人として使われています。
建築家とは
法律的根拠のない言葉です。建築士という技術職とは違い、文化的な意味合いがあります。
建築家は建築士の資格がなくてもかまいません。技術職を理念でまとめる仕事ともいえます。 |
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設計監理料 |
その費用は工事の10-14%ぐらいが目安です。
それがどのようなもので成り立っているか知れば納得してもらえると思います。
設計監理料を値切る方がいますが、手術前に手術料を値切るのと同じですね。 |
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図面 |
図面は空間の言葉です。
家作る指針であり、金額を把握するのに絶対に必要なものです。
これを無料やサービスということは基本的にはありえません。 |
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工務店の選定 |
80年代バブル以前の住宅は特命が主でした。価格が安定していたからです。
近年は価格の変動も多く、職方も変化してきているので、相見積りが依頼主には安心でした。
しかしこれからはどちらが良いかはわかりません。金額や時期などによります。
工務店の質は、まず設計事務所の図面を読みこなせるかどうかです。
これは出された見積書を見ればよくわかります。
これが適切な工務店は工事もしっかりと実行できる基本があるということです。
この見積りと工務店のチェックは、建築士事務所の仕事です。 |
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見積の査定 |
見積りの査定はとても難しいものです。
専門家でも適正な金額をつかむことは難しくなっています。
相見積りで、比較し適切でよりよい工事をするために査定をしっかりすることが大切です。
工事費の1,2、3割は違ってくることもよくあります。
(設計監理料が吹っ飛んじゃいますね・・・・)
でも安いだけがよいわけではありません。上記のように、工事をしっかり把握し見積りに反映させている工務店を選らばなくてはいけません。 |
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工事の監理 |
4つの点で、工事監理がとても大切です。
1、構造体や設備は隠れてしまうので、工事過程で確認が必要です。依頼主の立場でのチェックが必要です。
2、設計図面の意図(施主の希望)を工務店に伝える人が必要です。図面を理解し総合的に判断出来る人です。
3、現場は屋内工場でないので様々な問題が生じたとき、施主の立場で解決できる技術者が必要です。
4、住宅には3,40人の職人が係ります。職人にもしっかりと意図を説明できるのは設計監理者です。
これを実行するには、技術力を持った建築士事務所の監理が必要です。いわゆる2,3回の「検査」だけでは厳しいでしょう。 |