匠屋の設計監理料

住宅の設計監理料(2020年改訂)

面積(u)に応じた設計監理料です。床面積は、室内車庫、地階、ロフトを含みます。
吹抜、バルコニー、テラス、ドライエリア等は一定比率(1/2 1/3 1/4)で参入します。

新築の場合

  木造1,2階建 木造3階建 鉄骨・RC・特殊構造
基本設計 10,000\/u 10.000\/u 11,000\/u
       
実施設計 10,000 12,000
15,000
       
工事監理 10,000 11,000
11,000
       
合計
30,000
33,000
37,000

■特別な場合を除き最低設計監理料は180万円とさせていただいています。
■構造計算は実費精算、木造は階数と工法二よりますが15-30万程度、RC造・鉄骨造は工事費の3-5 %。

リフォームの場合

  水周り+間取り変更
を伴う場合(通常、外部構造工事なし)
左記のうち
1項目を伴う
内装替等
基本設計 10,000\/u 8.000\/u 7,000\/u
       
実施設計 10,000 8,000
5,000
       
工事監理 10,000 7,000
5,000
       
合計
30,000
23,000
17,000

■一部構造、外部工事、防音工事等の伴う場合は見積らせていただきます。
■構造等の再計算、調査等が伴う場合、調査費、構造計算実費精算。

<解説>
設計監理料の主な内容は(詳細は
 
・基本計画図、基本設計図、実施設計図の作成。案作成のための模型製作など。
・予算調整、工務店の選定への助言
・確認申請、中間検査、完了検査手続き代理、書類作成(確認申請料、検査料は実費精算
・工事現場の監理 (往復3000円以上実費精算)
・融資等の資料作り
・確認申請、瑕疵担保に伴う検査立会い
 
但し:
・施主および、敷地、地盤条件等の変更に伴う、再度の確認申請料は実費精算
・品確法等の申請、検査等にかかわる費用は別途(事務所の作業費、検査機関への支払い費用)
・地盤調査、真北測定、敷地測量等費用は別途
 
<住宅以外>
事務所、共同住宅、複合ビル、工場、倉庫の複雑なものは木造1,2階建料率*0.8を目安とするが
基本的には2023年国交省告示98号に基づいた見積を出させていただきます。
 
<報酬支払い時期>
第1回 委託時;委託書によるか、1/6
第2回 基本完了時;委託書によるか、1/6
第3回 実施完了時;委託書によるか、1/3
第4回 上棟時;契約書によるか、1/6
第5回 業務完了時;契約書によるか、残額1/6
 
<その他の費用>
■インテリアコーディネーターに別途依頼する場合の、コーディネーターへの支払い
 
設計料の考え方
1、設計監理費は
現在は床面積による
料率としています。
設計監理料の考え方は、設計事務所によって現在は色々です。ただ、その基準となっている考えは5つあります。
■面積に単価を掛ける
■工事費に料率を掛ける
■旧建設省告示1206号、H21年国交省告示15号に基づく
■2019年国交省告示98号基づく
■設計や工事監理に実際必要な人工から見積る

すべて一長一短です。その詳細説明は細かくなりますので避けますが、
匠屋としては、2010年までは工事費に料率を掛けていましたが、現在はより明確にするために面積による料率を使っています。

 
2、設計監理料は
適切でしょか?

設計監理料が、工事費の10%程度というと、とんでもないと言われた時期もあります。地域によっては未だに理解を得られない地域もあるようです。 しかし、実際にそうなのでしょうか?
住まいづくりの仕事内容をみてください。住まいづくりにはたくさんのしなければならにことがあります。)

現在、国交省告示98号
「建築士事務所の開設者がその業務に関して請求できることのできる報酬基準について」では、
床面積100uで
ある程度詳細設計が必要な(住宅メーカーや工務店の傘下にない設計事務所が一般的に関わる)住宅では
建築士の仕事量は789時間と考えられています。
これは、約半年間、建築士が働く仕事量です。

建築士歴2年程度の経験の浅い建築士で計算しても、会社経費を含めると
税込みで約550万程度必要になります。

これは100uの住宅が3000万(税別)とすると
工事費に対しては約17%となります。
これくらいの手間がかかると、国交省は考えているわけですね。
ですから、しっかりした住宅を造るには、10%は最低限必要な金額と考えたほうがいいでしょう。

   
3、基本設計・
実施設計・監理
設計監理の仕事量は、大体ですが、
基本設計30%、
実施設計40%、
工事監理30%

ぐらいをめどに考えるとよいと思います。
   
4、無料はどこまで 依頼が前提であれば
敷地のアドバイスをしたり、住まいづくりの初期相談は無料です。気楽にご相談ください。
実際にプランを作り始めるときは、下記の条件になりますが、第1案までは無料です。
依頼が前提でなくても、
事務所での住まいづくりの基本的な相談がありますから、いつでも気楽にご相談ください。


また、無料は依頼が前提ですから、
他の設計事務所やメーカーとの比較をしてみたいというときは
有料でになります(下記有料の設計依頼を見てください。)


依頼が前提とはいえ、提案後、信頼関係がつくれないと判断したときは、断っていただいてもかまいません。実費(有料の設計依頼程度)は必要ですが。

※この場合でも案自体の著作権は匠屋ですから、使うことは許されません。
※案を作るときに知りえた施主の情報は漏らすことはありません。
 
住まいづくりの提案依頼について(有料の設計依頼)
■住まいづくり
にコンペは
向かないですが
基本的には住宅にコンペは向かないと思っていますので、頼もうと考えている方は注意してください。理由は

、依頼主が希望を的確に整理することは難しく、設計そのものが整理することになるから。

、信頼関係は最初の希望の聞き取りから積み上げたほうがより適切に対応できる。

、住宅の場合、設計の進行に伴いプランが大幅に変わることも多い。としたら相性や建築家の姿勢で選んだほうが合理的。

、住まいづくりはプランだけではなく、監理能力や、コミュニケーション能力も大切です。これはコンペでは判断出来ない。

、真面目に設計監理をやっている事務所では、現場と真面目に向き合うことこそ大切で、依頼し進んでいる方の実務に力を注ぎたいというのが本音です。営業に当たるコンペばかりしていては、小さな事務所では残念ながら無理が生じることも多い。

、安いコスト、大きな面積、予算的に無理な計画などで、住み手の気を引くことになってくると、依頼してから食い違いなどが露呈し、大きなトラブルも起きやすい。


ただ、自分たちの希望を適切にまとめる事ができる方で、どうしてもプランで比較したいという方も実際いらっしゃいます。上記の点を理解いただけるなら、私たちも真面目にお付き合いしますので、最低限ですが下記の費用をご用意ください。
但し、下記同意事項はまもってください。

■住まいづくりの提案費用と内容
<すること>
現地調査・敷地調査 お手持ちの資料はすべて提出してください。簡単な調査までです。
希望聞取り打合せ 直接家族とお話するのが前提です。
<提出物>
計画の概要 計画の特徴、注意すること、主な仕上げ、構造等の
要求があれば概算予算
各階平面図 S=1/100
模型 大体S=1/50、1/100の無色の模型
<期間>
約1月後にプレゼンテーション
<費用>
20万円
<オプション>
特殊な模型(色つき、縮尺が大きい)
CG(コンピュータグラフィック)、パース
企画書等(フィナンシャル関係など)
<同意事項>
1、提案の著作権は有)一級建築士事務所 建築工房匠屋に帰属します。
2、提案の無断使用禁止。
3、提案の無断使用による、いかなる損害も、当社は責任を負いません。
4、本契約を締結した場合は、本設計監理料より差し引く。
5、提案で知りえた依頼者のデーターは秘密厳守。
6、交通費等は実費精算。
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